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「ラブドールを愛でる女性」マニアな展示の意外な男女比

Sep 19, 2022

東京・渋谷で開催された男性向けラブドールの展覧会「今と昔の愛人形」。入場者数は5千人を超えました。うち6割が女性だといいます。

「ラブドールを愛でる女性」が意味するのは

ラブドール展を訪れる女性について考えてみます。

男性が理想とする女性像とその移り変わりを、距離を置いて、観察する女性もいるでしょう。また、きれいなメイクに感嘆したり、憧れの対象として愛でたりする女性もいるかもしれません。

この場合、リアルドール=男性のためのもの、とされてきた文脈を離れて、女性自身がラブドールの持つ意味を読み替える現象が起きているともいえます。男性から見られる客体としての女性、という位置づけは薄れて、女性が自分にとっての意味を考えています。

ここには、男性が介在する余地はなく、ラブドールが男性を対象に作られたものであることが、一時的に忘れ去られています。ラブドール展に女性が多く訪れている理由は、このように女性の主体的な関与が可能になる場として機能しているからかもしれません。

美や性的な存在に、女性たちが積極的に関わる雰囲気が生まれているように思います。

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